ネイルオイルの価値と本当のコスパ

近鉄奈良駅から徒歩5分
奈良県奈良市
ネイルケア・爪のお悩み・自爪育成専門店 Kai Laniです。

よく一般的なネイルサロンでも自爪育成に特化したサロンでも、
「保湿してくださいね」と言われること、ありますせんか?

そのときに必ずと言っていいほどおすすめされるのが、ネイルオイル。

でも実際に値段を聞いたり購入してみると、
「ドラッグストアやネットのものより高いし、サイズも小さい…なんか微妙」
そう感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかも、オイル特有のベタつきが気になったり、
「本当に効果あるの?」と思うこともありますよね。

実は、私も育成を始めた頃は
「小さいしベタつくし、本当に必要?これ何の効果があるの?」って思っていました

でも、あれだけ勧められるってことは爪に何か変化があるはずと思いそうですが、
ネイルオイルは魔法の液体でも薬でもありません。
爪やその周りの皮膚を健やかに保つための化粧品です。

ネイルオイルは化粧品

そもそも化粧品とは、化粧品の定義があり
医薬品医療機器等法第2条第3項に示されており、
医薬品、医薬部外品/薬用化粧品、化粧品のどれかに分類されます。

簡単にざっくりいうと

  • 医薬品:病気を治すことを目的としたもの
  • 医薬部外品:体に緩やかに作用し、予防を目的としたもの
  • 化粧品:清潔を保ち、健やかにするために使うもの

ネイルオイルは、法律上の分類でいうと、この「化粧品」にあたります。

なので、ネイルオイルを塗らなくても、爪はちゃんと伸びます。
では、なぜ塗るのか。

それは、爪が折れにくくなったり、二枚爪を防いだりして、
なるべくトラブルを減らしながら健やかに育てるためです。

「塗らないと伸びない」わけではなく、また何かを治すものでもなく、
毎日使うことで健やかに保つためのサポートアイテムなんです。

価格の差には理由がある

「この量でこの値段?小さいのに高くない?」
ネイルオイルを初めて買うと、そう思う方も多いです。
実際、お客様からもそういう話をお伺いしたこともあります。

でも、価格にはきちんとした理由があります。

たとえばオムライスで考えてみましょう。
スーパーで買った卵や鶏肉、玉ねぎで作るオムライスと、
有機農場で育てられたものだったり、こだわりの食材を取り寄せて作るオムライスでは、
味も香りも価格も全く違いますよね。

もりつけるお皿が紙皿かブランド皿かでも印象が変わるように、
ネイルオイルも中身や容器で大きく変わります。

同じ「マカダミアナッツオイル」と書かれていても、
原料の質や製造方法、抽出法、容器の衛生性などいろんな理由で
品質も価格も変わるのです。

だから、10mlで○○円は高い・安いと一概には言えません。

「鮮度」と「使い切れるか」がポイント

毎日使うものだし大容量だと割安だから「お得に感じる」という気持ち、よく分かります。
また、逆の発想で「高いから大事にとっておこう」と思うこともありますよね。

でも、オイルは一度でも空気や光に触れると酸化していきます。

せっかくの高品質なオイルでも、
長く置きすぎると爪や皮膚に良くない働きをすることがあります。

新鮮なうちは爪や爪まわりになじみやすく、潤いを与えてくれます。
肌に直接使う大切な化粧品です。
だからこそ、「新鮮なうちに使い切ること」、
また「使い切れるサイズを選ぶ」ことが大切なんです。

また、季節によって使いたいオイルが変わることもありますよね。
そのときに新しいオイルを気持ちよく取り入れられるよう、
あえて小さめサイズを選ぶのが実は一番コスパがいいんです。

使用期限も意外と大事

ネイルオイルを含め、多くの化粧品には使用期限の記載がないものが多いですよね。
「ずっと使えるのかな?」「いつまで使えるんだろう」と思ってしまいがちですが、
これは「未開封なら製造から3年以内に品質が変化しないように作られている」ため、
食品と違って、使用期限の記載の義務がないのです。

開封後は、一般的に1年以内に使い切るのが理想です。
ただし、製品によってはより短い期間を推奨している場合もあります。

ただ、中には期限が書いてある製品もあって、たとえば「EXP 03/2026」と記載があるなら
いくら1年以内といわれても、2026年3月までが使用期限となります。
とはいっても、どのような場合でも、これは適切な保管環境であることが条件です。

一度開封してしまうと、空気に触れて酸化が進みますし
知らない間に見えない埃なども混入したりなど
そもそも毎回適切な環境で保管することも難しいです。

使用期限にかかわらず、できる限り早目に使い切りましょう。

6.まとめ

ネイルオイルは化粧品であり、爪を「伸ばすため」ではなく、
あくまでも健やかに育てるためのものです。

また価格の違いにはきちんと理由があり、
高ければいい・安ければダメ、という単純な話ではありませんので、
自分に合うものをじっくり選んでみてください。

選ぶときはぜひ、

  • サイズ(使い切れる量)
  • 香りや使い心地が自分に合うかどうか
  • 毎日続けやすいかどうか

この3つを意識してみてください。

指先を見るたびに、“育てている実感”がある。
そんな時間を楽しめるのが、ネイルオイルの本当の価値なんじゃないかなと思います。

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