どんなやすりがいい?爪やすりの基本と使い方

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奈良県奈良市
ネイルケア・爪のお悩み・自爪育成専門店 Kai Laniです。
「爪切りじゃダメなんですか?」
爪育成を始めたばかりの方から、よくこんなご質問をいただきます。
じつは、爪に負担をかけないためにはやすりを使ったお手入れがとても大切なんです。
爪切りだと、どうしても爪に負担がかかってしまいやすいんですね。
今回は、
- 爪切りではなくやすりを使う理由
- やすりの使い方のポイント
- 初心者さんにもおすすめのやすりの種類
などを、簡単にまとめてみました。
爪を大切に育てていきたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
◆爪切りより、やすりをおすすめする理由
「手早く短くできるから」という理由でつい使ってしまいがちな爪切りですが、実はこんなダメージがあるんです。
▷ 爪切りによるダメージとは?
- 爪の断面がガタガタになりやすい
- ヒビや二枚爪の原因に
- 爪の形が崩れてしまうことも…
さらに、ジェルネイルをしている場合は、爪切りでジェルごとカットしてしまい、リフトや浮きの原因になることも。
こうしたことから、育成中の爪にはやすりでやさしく整えることがとても重要なんです。
▷ やすりのメリットって?
やすりなら、爪をゆっくり・やさしく削ることができて、断面もなめらかに整います。
結果的に、爪が割れにくくなったり、形もきれいに保ちやすくなりますよ。
◆やすりの使い方:基本のポイント3つ
「使うのが難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫です。
いくつかのポイントを押さえれば、誰でも簡単に取り入れられます。
▷ 一方向にやすりをかける
ついやってしまいがちな「往復がけ」ですが、これはNG。
一方向に力をいれすぎず、やさしく動かすのが基本です。
これだけでも、爪への負担がグッと減ります。
▷ 削りすぎない
爪は1ヶ月で約3mmほど伸びますが、「つい短くしすぎた…」とならないよう、
少しずつ、様子を見ながら整えていくのがポイントです。
▷ 角を軽く整える
角が残っていると、そこから割れやすくなってしまうことも。
ほんの少し丸く整えるイメージで仕上げてあげましょう。
◆ やすりの種類と選び方
はじめての方には「どれを選べばいいの?」というところがハードルかもしれませんね。
でも大丈夫。おすすめを2種類だけご紹介します。
▷ エメリーボード(180〜240グリット)
爪の長さを整えるのに使うタイプです。厚さは薄いほうです。
数字が小さいほど粗くなりますが、180〜240グリットくらいがちょうどいいバランスです。
▷ スポンジファイル(220〜280グリット)
仕上げ用に使える柔らかめのやすりです。
角をやさしく丸めたいときなど、なめらかに整えたい場面にぴったりです。
◆やすりのお手入れと注意点
せっかく揃えたやすりも、お手入れをしないと衛生面での不安や使いにくさが出てしまうこともあります。
▷ 使用後は軽くブラシで掃除
削りカスがついたままだと、やすりの効果も落ちてしまいます。
軽く払ったあとに、水洗いはせず、エタノールなど軽く拭き取っておいたり、エタノールを吹きかけると
清潔に保てますよ。
▷ 力を入れないと削れない?それ、交換サインかも
使っていて「あれ?削りにくいな」と感じたら、やすりが摩耗した証拠です。
力を入れないと削れない時は、無理に使い続けず、新しいものに交換しましょう。
◆おわりに
やすりでのケアは、最初は少しだけコツがいりますが、
慣れてくると、「爪を育てている」実感がわく、大切な時間になります。
毎日じゃなくても大丈夫。
爪を切るタイミングで、ぜひやすりでのお手入れを試してみてくださいね。
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