甘皮って、いらないものだと思ってました。

近鉄奈良駅から徒歩5分
奈良県奈良市
ネイルケア・自爪育成専門店 Kai Laniです。
ちょっとだけでも爪が長く見えたらいいな…
そんな気持ちから、甘皮を切ったり、つい触ってしまったことってありませんか?
特に爪が短かったり、深爪気味だったりすると、どうにかして指先をスッキリ見せたくなる。
その気持ち、すごくよくわかります。
ただ、結論から言うと──
甘皮って、「ちゃんと役割があるもの」なんです。
だから、「いらない」どころか、むしろ残しておいてほしいもの。
今回は、その理由をお話しします。
触りたくなる気持ち、すごくわかります
私も昔、爪を噛んで深爪だったことがあります。
少しでも爪を長く見せたくて、自分で甘皮を触ってはちょきちょき切っていた時期も。
サロンに来られる方からも、よく聞きます。
- 甘皮って不要なものだと思ってた
- 指先がキレイに見える気がして切ってた
- 気づいたら触ってて、ささくれになってた…
- なんか気になる
どれも「あるある」です。
だからこそ、お気持ちは本当によくわかります。
でも、やっぱりお伝えしたいのは、
それ、逆効果なんです。
甘皮って、何のためにあるの?
見た目は地味でいらないんじゃないの?って思うかもしれないけれど、
甘皮って大事な仕事をしてくれてるんです。
- 爪まわりを守る“バリア”になる
爪と皮膚のすき間って、すごくデリケート。
そこから菌が入ったり、炎症を起こしたりするのを、甘皮が防いでくれています。 - 爪の形を整える“土台”になる
甘皮が整っていると、爪はスッとまっすぐに伸びていきます。
逆に、切りすぎたり無理に剥がしたりすると、爪の形がガタガタになったり、生え方が乱れてしまうことも。
だから、「取ってスッキリ」じゃなくて、
「残しながら整える」が、実はキレイへの近道だったりします。
甘皮は必要なケアだけ。触りすぎは逆効果
甘皮は、ただ整えるために触るものではないんです。
爪まわりを守りながら、必要な部分だけを丁寧にケアすることが大切なのです。
例えば、甘皮を無理に切ったり剥がしたりすると、爪の形がガタガタになったり、
赤く腫れて炎症が起きることもあります。
また、そこから菌が入りやすくなり、トラブルの原因になることもあるんです。
だから、無理に触ろうとせず、必要なケアだけをしっかり行うことが、爪を美しく育てる近道です。
また時には、必要に応じて「触らない」ということもとても大事なんです。
最後に
甘皮を守ることは、爪を育てるための「土台づくり」。
乾燥や炎症を防ぎながら、健康な爪が生えてくる環境を整えることが、自爪を育成する第一歩になります。
でも実際には、それだけではありません。
爪の形やクセ、割れやすさなど、お悩みに合わせたケアや向き合い方が必要です。
次回(8/28公開)のブログでは、
“自爪育成ってなに?”というところから、
どんな方に向いているのか、どんな方法があるのかなど、はじめての方にもわかりやすくお話します。
育てる(育成)って、難しそうに思えるかもしれませんが、まずは甘皮ケアから。
爪を大切にする意識が、育成のスタートになります。